羽のお気に入りの歌一覧
ふゆ
少年らはファンタグレープの香で喋り放課後色のエレベーターゆく
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やねうらねこ
秋色のシャボンの玉をてのひらに掬へるだらうか木漏れ日の道
10
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卯月
家出してみたかったって気付くのはもう少女ではなくなったあと
8
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浅草大将
だれもみな同じ校舎で学びつつ違う窓から空を見ていた
54
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ほたる
手をかざし月に小指を寄せてみる盗めそうでも盗めないもの
12
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たんぽぽすずめ。
実を落とす銀杏並木がまだ坂の途中と我に青空を射す
17
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シュンイチ
空に手を伸ばせば届く気がしてる去りゆくきみが残したひかり
11
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やねうらねこ
乱数をふりこぼしつつ紋白蝶はキャベツ畑のひかりに遊ぶ
9
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卯月
いつの日か世界の広さを知るだらう君に購ふ初めての靴
22
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綿花
返信のない夜の長さ触れぬよう夢に逃げ込む濡れ髪のまま
6
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田中ましろ
笑うほど重心は低くなってゆく 恋が愛へとかわるのだろう
8
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詩月恵
月見ればわたしをきっと思い出す魔法をかけて君にさよなら
13
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沙羅
雨粒の落ちる速度で歩き出す道はかがやく君に向かって
21
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ゆびきゅ
花の香を運んだ風が気まぐれに窓を叩いた 開いた 「おはよう」
26
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ゆびきゅ
「彼女」とか、言葉が要るのもわかるけどおまえはオレの、オレのすべてな
15
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聴雨
夏空の余韻のごときつゆ草の青をおさめる秋のゆふ雨
16
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ふきのとう
秋空にコスモスの群れそよぐ朝吾子抱きとめてわれ母となる
23
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三沢左右
高天より落つるしづくを踏む靴は雲居を歩むごとおほけなし
17
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芳立
レース編む乙女のほそき指さきに生まるる秋の白き曼荼羅
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林ユキ
はらはらと草の実木の実散る夜のツキノワグマの静かな眠り
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