羽のお気に入りの歌一覧
聴雨
不器用な一語一語を追ふ如くこころ降り敷く終のもみぢ葉
12
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ほたる
咲く花は必ず枯れるものだからあなたの種を一粒盗む
7
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芳立
寒風にひと葉ひと葉を脱ぎ棄ててそれがお前の冬じたくとは
15
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垂々
「二人でも淋しい」ならば「会えなくて淋しい」ほうがすこしやさしい
34
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シュンイチ
ソラマメを都市の地面に蒔きながら海が生まれるのを待っていた
18
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浅草大将
子が胸に星の調べに合せつつ鳴るを夢見る太鼓あるらし
15
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垂々
雨の日は泣けない人が泣けるよう傘を盗んでくもる地下鉄
21
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ほたる
詠めぬ日は我を離れて我を観る今日の蕾が明日咲くように
15
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水島寒月
ひとかけの氷砂糖のうす甘さ誰にか詫びを言はねばならず
3
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半格斎
子は巣立ち二人のほかに余人なく、ちやんづけで呼ぶ夜深なるかな
13
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山本克夫
星ひとつおちてゆきます嘘つきなあなたの前をかがやきながら
11
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まるたまる
天空に向けて光を点滅す誰か見てても見ていなくても
11
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垂々
セリフよりト書きの多いシナリオの最後に自分で足したサヨナラ
31
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やねうらねこ
ふところの深さをはかる 鉄塔の根もとに風の吹き荒るる夜
9
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ライテウ
ひこうきをゆびさす君のつめ白くだれも知らない掟をやぶる
6
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ふきのとう
原点に戻り名前で呼び合おう取り決めつくる結婚記念日
22
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ほたる
同じ色持って集えば昔からの友達みたいに心和んで
8
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まるたまる
友達とあははおほほと笑ったら堰止めていた栓が外れた
13
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紫苑
うらごゑで歌へよ小さき秋の香を見つくるままに刻去なむとす
9
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山本克夫
透明な螺旋をひとつ上りゆく意味が空から下りてくるまで
11
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