詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
もう一歩 前へと進む五センチは足を引きずる自分の速度
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滝川昌之
ねえ誰かオリンピックのチケットをマスクに交換してくれないか
18
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ななかまど
一条の光となりて走り来る帰れぬ街に鉄の道ゆく
11
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灰色猫
遺伝子に猫が混じっているという研究成果に疑問は湧かにゃい
13
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灰色猫
怖かった苦しかったね灯籠に悼みを灯す九年目の春
15
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横井 信
タンポポの綿毛を追ってふわり舞うモンシロチョウにきく春の風
11
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ななかまど
花の蜜飲みすぎたのか蝶二頭なの花の丘若駒のごと
10
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滝川昌之
卒業はここにもあったじこを見て免許返納 老人(おいびと)たちの
15
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KEN
あかねさす 若き光と 踊り子草 くるくる輪舞 強音の風に
9
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横井 信
窓側の頬にぬくもり感じれば緑に芽吹く大地のちから
12
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名鈴
祖たちが 命に向かひて 代代守りし ふるさと今や 主さへなし
8
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横井 信
頬撫でる清し風吹くせせらぎに彼岸桜の花びらおどる
11
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KEN
彼岸前 あるじ待てずに また散りぬ 比曾の山茶花 人住まぬ庭
10
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ななかまど
惹かれるという字に若の漢字ありいくつになりても心きままよ
11
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灰色猫
進化する道の途上に立っているぼくらは未来そのものなんだ
8
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滝川昌之
酔いどれて尾崎を叫ぶカラオケで自由に成れた五十の夜に
15
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ななかまど
見上げれば赤布標識あたらしく雪の季節を歩く人あり
11
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滝川昌之
ヒビ癒えて薬缶にかざす夜は減り妻の湯たんぽ春彼岸まで
14
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灰色猫
咲きいづる桜のもとで契りしは結ばれないと知っていた恋
13
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横井 信
新しく伸びる若葉に春の雨 街ゆく人のかるい足どり
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