詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
曇らずに意地で吹き出す加湿器へ役目過ぎたと諭す北窓
17
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名鈴
一葉にて 事苦くなり 興も醒む 花のみ選り 君に贈らむ
14
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KEN
ふきのたう 噛めばほろほろ 思ひ出づ かの春この冬 あれこれと悔ふ
14
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卓
山里の 深き雪と戦いて我が子案じつ飲む暮れかけの酒
3
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武蔵野
庭に出て 風冷たしと 思えども のらぼう菜待つ 春の温もり
12
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へし切
徒然と君の居ぬ世はもの悲し はなやぐ春の巡りくるとも
16
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横井 信
春霞たなびく空もまだ遠い伊吹おろしの白い山蔭
15
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蔓葵
主したふ宿の古枝に春くればいづれの風も花の香ぞする
10
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名鈴
野の道を 駒踏みしだく 音あらば 垣の蔓さへ 花もたぐらむ
10
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ななかまど
空と地に秋の実りがひびきあう瑞穂の里の生きるしあわせ
14
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谷村思亜
淋しさの 一つ一つに花を摘む 白い花野に埋もる天国
9
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KEN
こおろぎの 初音に濡れて 昇るかな 秋の隣の 月と明星
14
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青き銀椀
ご先祖も帰りなさりて仰ぎ見る空立ち上がる八月の風
14
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ななかまど
できるなら茄子と胡瓜の馬たちよ父母の好みし道帰らなむ
15
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滝川昌之
軽くなりそよぎ始めた海風に誰かがせつない秋を見つける
21
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蔓葵
夏はまだ暮るるともなき空蝉のなみだ添へつつ露の奥つ城
6
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蔓葵
あはれ昔いくさは果てて玉鉾のおさまれる世の道ぞはてなき
6
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青き銀椀
坊様も呼ばずに母の家訪ひてわれ経唱ふ盆深まほし
12
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ななかまど
里にさき里に散りゆく山ざくら異国に祖父は七十五年
13
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葭堂
隅田川 夜空に花の 咲く意味を 思うて上を 向く目頭か
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