里香のお気に入りの歌一覧
恣翁
東の空は仄かに白めるを 街は未だに昏く睡れり
20
もっと見る
積 緋露雪
亡き者と巫山戲た一夜春嵐目覺めし時は枕濡れつる
4
もっと見る
鞘森天十里
はじまりは明るかりけり窓の外朝日の中に欅芽吹いて
7
もっと見る
鞘森天十里
浮ついた気持ちで見やる花吹雪 散華の向こうに君はいますか
8
もっと見る
夕桐
花霞おぼろ月夜を纏ひては儚き香の花の散るらん
17
もっと見る
波端
二輪草群咲き仰ぐ方見ればわれがうへにもおほき靑空
11
もっと見る
うすべに
笹鳴りの風はしずかに花散らす 夏のふりして春急きたてる
15
もっと見る
こるちぞう
これでもか畑の隅に居坐つて初夏の陽氣に頑溶けず
10
もっと見る
たゆ
君の服借りて着たまま夜を過ごし夢の中まで香る面影
6
もっと見る
ひな ろくろう
竹藪の竹ゆつくりと搖れをりて體が波に浮かべる氣分
5
もっと見る
虹岡思惟造
急降下急旋回する瞬間を一刀両断切って見せん
8
もっと見る
久迷仙人
人の云ふ笑ひは同じ笑ひでも 人は顏から山は足から
12
もっと見る
こるちぞう
もう要らぬ文具を買つて眺めてはどうしようかと遊ばす机
12
もっと見る
横井 信
春雨に新幹線を乗り継いだ旅の終わりに見る青い空
14
もっと見る
可不可
盗まれたハァトの滴下血痕を 辿り着いたら 君の唇
0
もっと見る
卓
笑ったり 泣いたりいつも 側にいて いまさら気付く その大切さ
8
もっと見る
秋蒔こむぎ
抱き連られ小さな手には初めての桜色みた君はこれから
8
もっと見る
広葉樹
潸潸と気疎い雨が降り続く径にも白く匂やかなる花
9
もっと見る
夏深
報われぬ時を嘆くに桜吹雪祝うかのようこの身に舞うや
9
もっと見る
かのん
起きててもなにも起きない夜なのにそれでも何かひみつの深夜
12
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[31]