虹雲のお気に入りの歌一覧
浅草大将
秋の野に色なき風を写さむと無限の画素を人の眼は持つ
25
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聴雨
夕されば蜻蛉つれくる秋の風懐かしきあの思い出と共に
13
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浅草大将
夏と秋ゆき交ふ今朝の空みれば雲のしら嶺になびく横雲
19
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紫苑
うつそみは灰と消ゆれどけふの日も少女はたたくわたしのとびら
21
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聴雨
夕日みて息子とふたり明日の日が晴れか雨かを語る幸せ
26
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紫苑
ほうたるの縺れて落つる刻の辺に携ふる手の見えざりしまま
15
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浅草大将
振り向かず去りゆく君は陽炎のはかなく消えし夏の恋人
21
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聴雨
カーテンの襞の奥にも射し込むる夏の愁ひと云ふべきあかね
16
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浅草大将
課長にもなれず未だに平泳ぎ我が苦労るのいつ報はるる
27
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加祢
あを山の色風にほひ田草敷く日をふりさけば峰雲の立つ
22
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舞
生活に追われる妻のあれた手に 口にはせねど詫びる時あり
3
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聴雨
こぼれくる月の雫を掌にうけて風にはなてば銀の花咲く
18
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浅草大将
色褪せぬ遠い記憶は初めからモノクロームの海辺の景色
30
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falcon
急流の岩に飛び散る玉水と見れば若鮎瀬を遡りきぬ
29
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falcon
夏木立かをる山百合蝉しぐれ僅かに残るふる里の杜
13
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浅草大将
あるじなき屋戸の庭面を草しげみ蛍ばかりぞ人招くらし
14
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浅草大将
夏木立葉洩れ陽ゆれて蝉しぐれふるさとの道今は遠しも
16
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悠々
喪いし腸三寸を悼む夏わが片割れの行方さだめず
34
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聴雨
朝霧に白き芙蓉の咲き初むる夢まぼろしのごとき静寂
15
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紫苑
ひとの手の濁りに染まず梢いだく天上の青なだるるばかり
11
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