虹雲のお気に入りの歌一覧
浅草大将
ゆるやかに鳶は廻りて村の上空の高みにはばたきもせず
11
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falcon
權力も富も求めぬイルカらは青き海原意のままに越ゆ
16
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紫苑
朝まだき吾を浸しゆく月光にもの問ふちから喪ひゆきぬ
11
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三沢左右
高天より落つるしづくを踏む靴は雲居を歩むごとおほけなし
17
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三沢左右
工場に鉄切る音ぞ響きける あはれ をみなの悲鳴のやうな
29
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ゆびきゅ
新しい太陽が絵筆をふるい 人と花とが朝を迎える
22
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悠々
秋の夜のい寝がての夜の長き夜のひとり寝の夜の虫の音の佳き
15
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加祢
街中に咲く秋桜はささやかに行き交ふ人と風に揺らげり
22
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加祢
空に映ゆ日の丸すがし風吹けば葉のゆすりねに鳥もやすめる
15
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ふきのとう
秋空にコスモスの群れそよぐ朝吾子抱きとめてわれ母となる
23
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光源氏
つつましき心があらばはるばると尖閣諸島に来るはずはなし
21
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たんぽぽすずめ。
草刈りで流した汗は夕焼けのうろこの雲のかけらと思ふ
25
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紫苑
すずかけの梢にあそぶ秋の陽にかそけき十二音階わたる
23
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櫻日 誠
属國になつてたまるかこの國は我等神の血流るる島ぞ
8
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詠み人知らず
錯覺を與へ續けし外交の重責を問ふ過去そして現在
4
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浅草大将
空見つつ家路辿ればいわし雲入り陽に焼けて夕餉思ほゆ
22
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紫苑
朝まだきほそき口より色を吐き空染めゆくやブルーサルビア
18
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紫苑
雨だれの沈む真闇に我がうへを過ぎにしひとの群れ思ひけり
13
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詠み人知らず
隣家より夜ごと朝ごと聽こえ來る幼な兒叱る母若かりし
6
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詠み人知らず
夫の背に投げる言の葉呑みこめば心にひとつ小石の増える
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