詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
心から妥協を許さず折りあげた鶴があなたを救いますよう
22
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へし切
うなる風ひとり不安な夜を過ごす灯る明かりに己を鼓舞し
13
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KEN
流木が 乱れ治まる 中洲にて 哀しく凍へ いざよひの灯に
9
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滝川昌之
縦横に字幕途切れぬテレビから台風一過の爪痕を読む
20
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横井 信
ゆっくりと今日は一日三百歩 窓の外には風がざわめく
14
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コタロー
颱風の荒れた風雨の中にゐて野良猫たちは怯えてをりぬ
10
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灰色猫
青空をほんとの青にするために嵐は空を磨くのですね
17
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ななかまど
ざわざわと重く落ちくる水おとに騒ぐ想いは大地震の日々
9
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コタロー
作り瀧飛沫の音も落ち流れ石をジャンプし我は越えてく
6
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秋日好
通勤のバスが迂回をする朝は新し秋にハッと息呑む
11
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KEN
さみだれの 幾粒を止め 魂に變へ 一藥草の 白燈るかな
10
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舞
ひとひらの朽ち葉の堕ちる音にさえもの思いわせる秋の夕暮れ
7
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夢士
主のなき月見飾りの尾花揺れ野分の前の雨音を聞く
15
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KEN
綴れ刺せ 思ひの裏の 綴れ刺せ 雨垂れの奧 こおろぎの聲
14
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吉野 鮎
いましばし汝とつなぐ手のぬくもりにあまやかを眠る時雨る秋の夜
16
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横井 信
秋枯れの木陰に集う蝶二匹 帰りは雨の厚い曇天
15
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へし切
かきくらし雨の降りたる吾が身かなこころの空の晴るるものかは
19
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詠み人知らず
在りし日の君丹精のてっせんの藍むらさきに初夏の雨降る
30
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さえね
野分迫るその明け方にしずもれる庭の棗の実の赤さかも
7
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翠燕
澄み渡り 雲一つなき 青空の 晴れゆく心 富士の山見て
12
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