露草のお気に入りの歌一覧
へし切
君が逝きむなしく過ぎる侘びし身の言の葉なくて梔子の花
35
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へし切
涼しげな絹ごし豆腐の冷や奴夏の暑さをしばし忘れて
35
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滝川昌之
欲張らず切手シートが二、三枚当たればいいと合わせる数字
20
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灰色猫
紅はるか小石を敷いた熱々の鍋に並べて心ほくほく
23
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うすべに
冬枯れのさみしい野辺もむらすずめ さえずる声に寒さ忘れる
14
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詠み人知らず
世の中の人知適わぬもの数多天に任せてのほほん生きてく
17
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幸子
紗の薄きカーテンのごとき鯉の尾のスローモーションでひるがえるかな
22
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滝川昌之
「平成」の始まりを知る我々はあの額縁をまた見とどける
25
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灰色猫
炊き出しのおむすびまでも凍りつくそれでも笑った未来を信じて
25
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千映
歳ごとに自由の範囲広くなるちょっと嬉しいちょっと寂しい
16
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KEN
君思ふ 小舟を流す 時の波 されど忘れじ あの日の淡路
19
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滝川昌之
車窓には真白き富士が祝いおり成人の日の車内華やぎ
22
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灰色猫
ぜんざいに丸餅ふたつじっちゃんと杵つきしたこと味わいながら
25
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紫草
カーテンのちいさな膨らみその下に猫は隠れてしっぽの覗く
13
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横井 信
集まってコタツを囲むストーブの上で膨らむ餅は食べごろ
19
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へし切
着飾ればおとなの形になれるともあらまほしきは大人のこころ
20
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幸子
折々の選択の悔い それすらもどこか心に馴染む夕暮れ
24
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KEN
霜に伏す 草に山菅 璢璃の珠 みほとけ施す 慈悲の如くに
11
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もみじ☆彡
新玉の 年の光は やはらかく 過ごす日々へと 祈る初朝
19
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舞
ひとの世を憂きと思えどゆく時を止めるすべ無き老いの坂道
10
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