朝野沙耶のお気に入りの歌一覧
千葉 甫
窓開けて降っているかと目を凝らし傘ぶら下げて歩く人見る
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ななかまど
残雪と注ぐ光の競演が春の里山照らしておりぬ
14
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へし切
真帆片帆 沖の島影かすみけり ふるさとは遠く 消え残る夢
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水仙
朝くれば初紅葉へと交じりなむ老揚羽をり夢ぞ深むる
4
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音蔵 雅秀
欲しがるは 誰でもできる 与うるは 誰しもできぬ 愛の尊さ
4
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音蔵 雅秀
珍しや メジロ飛び来て キョロキョロと つぶらな瞳 しばし楽しむ
3
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音蔵 雅秀
春疾風 耐えて春呼ぶ白梅は 桜に渡すバトン握りて
8
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夢花火
家事こなす 姿に慣れた 背中見て 腹をこそばす 最高の幸
6
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夢花火
海鳴りに 冷えた潮風 思い出す 夜の星空 煙草と幻影
6
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茂作
人ふえてまれにのみ來る鶯の 囀る聲や都邊の春
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よひら
学科試験老若男女集まりてテストの講評これも楽しき
4
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舞
懐かしき人にも似るか顏の み雪に立てる聖マリア像
10
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桜田 武
北国の山野はまだ雪の肌蕗の薹見る南国は夢のまた夢
6
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桜田 武
掛け軸で雛祭り祝う母の業娘らはもう四十の妻が
10
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夢花火
腫れた目や 浮腫む手足に 物言わず 寄り添う隣り 永遠の特等
4
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夕桐
華々し桃の宴の間を外れ 劍を打ち込む我の雛らめ
14
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舞
浅き夢 うなされる声ふと見れば さすが我が妻 寝顔笑みつつ
10
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音蔵 雅秀
痛々し 向こう脛傷赤黒く 世話する人は気づかぬという
2
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継海
卒業の歓喜の輪さえ入れずに一人門出る君の三年
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ななかまど
手紙を書く人の思いをまん丸く受けとめるごと丸形ポスト
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