可不可のお気に入りの歌一覧
ななかまど
亡き母が手を振りくれし病窓を訪ねてみよう桜さく日に
17
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灰色猫
星屑の遥か銀河へ船出する宇宙で生きたあなたの棺
11
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名鈴
死に返り 玉の緒前世も 後世にても 絶えぬと悟る 我果報者
8
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千映
ルンルンという言の葉を荷車に詰め込み馬車が春の道くる
9
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夕夏
ないようでありそうなことばえらびてよみかえてみるてんさくもうで
5
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舞
髪に降る雪も美し乙女子は雪女のごとき紅き唇
7
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滝川昌之
かしましくチョコの売り場をめぐる娘ら梅が枝わたる春鳥のごと
18
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肘P
破調やら句またがりやら憧れて貧困な語彙捏ねくり回す
3
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舞
通学も冬の装い変わらずの寒げも見せず乙女なま脚
2
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灰色猫
朝焼けが一番きれいな岬から生涯一度のファンファーレを吹く
14
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灰色猫
ナイフとか似合いやしない君だから平和な朝のバターナイフを
15
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つばす
水没のタワーマンション聞こえいいが 電気なければノッポのスラム
2
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灰色猫
図書室も吹き込む風も静けさも詩集も君も夏のままです
22
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きみ
深海の 世界を見たい 乙姫の お供のような 生物がいる
5
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舞
明滅す電子の創る澪標も無き虚無の宇宙に放つ言霊
5
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舞
異なった星の世界に生息すくれない香る早乙女のむれ
3
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滝川昌之
増税を機に減らすなんて言いながら財布の限り買い込んだ酒
15
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灰色猫
光明の救いの如き中秋の月に照らされ病床にあり
16
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さかさまぼこ
年ごとに挵蝶の抱く一つ石ブリュンヒルデが中に眠るか
3
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詠伝
女児の手を食みウミウシにまた一つ知らなくてよい事実が増える
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