詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
譯もなくほつたらかしのレシートがラジカセの箱の横で寢てゐる
5
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藍子
半袖の白き肌まだ眩しくて夏めく日々に小麦色待つ
20
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コタロー
梅雨空のてふてふ飛ぶや力なく道路標識ぶつかりながら
4
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コタロー
梅雨晴間樹々に日差しが伸びて來てたわわに實る琵琶も熟する
5
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車男
何もかも速ければいいとウイルスが新人職員を侵し始める
5
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聴雨
縁なく窓打つおとの三つ四つ七つ下がりの雨降り初むる
11
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KEN
瀧越えて水尾枯れるまで濡れ行かば天へと誘ふ八重の石楠花
14
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詠み人知らず
悲しみに烟る巣を見て過ぎがてに置かれし厚意の言葉にのどよふ
14
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聴雨
命あるもののやうなる米麹あがなひしまましばし懐ひて
9
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柏木 月
ただいまと呟き部屋に帰ってもおかえりの声2度と返らず
12
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横井 信
図書館へ杖突き歩きゆく道を渡る風の音 爽やかに揺れ
16
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横井 信
あちこちで蛙が鳴いて出迎える無人駅から傘差し歩く
16
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夢士
真夏日の空を蔽ひし梅雨の雲一夜明くれば憂鬱の雨
13
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深谷真雪
日ごと似てきたような気がして母の顔で父の性格の我
5
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詠み人知らず
本当に繋がっているか疑問もち山手線に一周乗ってた
10
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千映
黒糖の飴玉一個口に入れ今日の介護の終止符とす
17
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千野鶴子
僕はただ虹が出たぞと叫ぶべく坂駆け上がる泥水散らし
9
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秋日好
空き巣箱覗き来る鳥それぞれがあの子かと思う 薔薇は満開
20
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柏木 月
にっこりと嬉しそうに食べていた我の食べさす抹茶アイスを
9
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滝川昌之
ナビを消し窓を開ければ懐かしい生まれた町の風が導く
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