弓比古のお気に入りの歌一覧
三沢左右
君と歩く帰り路の月はづかしくしのぶ思ひはあらはとなりぬ
22
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浅草大将
紫にけぶる朝明の野をゆけば雪間に若菜もえ初めにけり
18
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垂々
君のすべてが好きだって言いながらほしいかたちで開く手のひら
35
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芳立
うたごころたらぬ思ひのふゆ空に七里駆りゆく道のともしび
22
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詠み人知らず
一本の水仙の黄がみずみずとガラスの花瓶に立ち上がりたり
16
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詠み人知らず
雪化粧したたんぽぽの輝きにふと目を奪われしばしたたずむ
21
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紫苑
春の野にすみれ摘まんと来しものを散り交ふ雪のさくらとも見ゆ
18
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光源氏
かなはねど戀の風吹く波止場町今宵かぎりの夢のブルース
24
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光源氏
青空に香りただよふりんご畑しのびがたきの時を交えて
21
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舞
音も無く夜間飛行機瞬いて天空を行くオリオンの下
10
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舞
君のため空けてる胸の片すみに名も無い花の咲きて眺める
7
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舞
忘るべき君と思えど告げるべき問うべき言葉秘めて心に
10
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詠み人知らず
冬芝の綿踏むごとき歩みかな雲ふみわたる人し偲はゆ
23
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浅草大将
天の河瀬音も絶えしふゆの夜は凍りて落つる星のしら滝
17
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十六夜
ガラス瓶 透き通る水 ヒヤシンス 花開く頃 好きだと言おう
10
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浅草大将
ゆく冬に手向けの梅の咲き初めて春の香りも淡雪ぞ降る
22
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たんぽぽすずめ。
走るほど君が遠のき夕焼けへ泣けば車窓がスクリーンになる
17
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在原紀之
強がりて恋にあらずと認めぬはその心こそ「恋心」なれ
46
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さとうはな
まだ固き花芽数えて待つ指に降りかかる雪 さくらのかたち
23
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三沢左右
冬の夜の冷えしまされば白雪はその熱をもて闇を融くめり
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