とはとのお気に入りの歌一覧
石川順一
オムレツの小さなやつや味噌汁や炊き込みご飯食べる朝餉に
12
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へし切
いたずらな風に戯れ山茶花の花弁ひとつまたひとつ散る
29
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滝川昌之
「新米」と貼られただけで格段に陳列棚ごと威風堂々
21
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吉野 鮎
ゆび絡め欅並木を歩むとき五月の風は木漏れ陽にいこふ
10
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滝川昌之
荒天の予報に怯える学園祭 大量発注 食材届く
19
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ふじこ
冬枯れの色なき里に袖返し岩木の神は雪をふりつむ
21
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ラベンダー
振り返る 甘い薫りの 金木犀 風に思い出 京のいつぞや
8
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石川順一
紫蘭枯れ再び茎を出す日待つ球根植物眠りの冬へ
24
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吉野 鮎
君と見る一樹と決めし桜木の花ひとひらを帯間にひそと
10
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滝川昌之
気がつけばもう消えている西空の残月隠した青が眩しい
27
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元親兄貴
背に負いし 我が子の寝息聞きながら あと幾く年かと 踏みしめ歩く
10
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石川順一
階段は雪で覆われ足跡と松の葉が落ち鳥居の立てり
24
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吉野 鮎
形見とふ不在の證手にとれは零れ顯ちくる汝の在りし日日
12
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滝川昌之
子育ても終盤となりこの家はもうすぐ君の故郷になる
32
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恣翁
稲刈りの手を止め 腰を伸ばしたる 頬冠りの女 行人眺む
21
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石川順一
浜松の駅を過ぎ去りビール飲む大河ドラマをふと思ひ出し
20
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へし切
侘び数寄の御手前を受く喫茶去の心地行きたる枯淡な境地
8
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滝川昌之
干されてる蒲団が温く見えるのは家族と冬日の大事なところ
25
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へし切
白雲の絶えにし妹の面影に浮浮としまたゆく夢の通ひ路
25
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石川順一
存在と時間を思ふ稲荷寿司初冬の雨は少し冷たい
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