青き銀椀のお気に入りの歌一覧
び わ
四高弟武蔵ひるまず立ち向かう笛の音流れ武蔵は崩れ
4
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KEN
行く時を 刻むごときの 雨垂れに 殘り羽湿る 燕の苫屋
12
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うすべに
きまぐれな夕立残す水たまり 避けて通ればふうりんの音
8
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恣翁
舌先に嬲る黒文字 噛み切って 女だてらに ぷいと吹きてき
12
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滝川昌之
南方の野分憂いつ入れ替わる空気に安堵の新涼を得る
18
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ななかまど
でき過ぎの茄子の実かごに盛りたれば紫いろの迷う献立
10
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みをつくし
生き甲斐は啄木の詩歌「赤旗」と熱く語りし先輩もあり
17
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滝川昌之
八月の最後の風に弧を描き夏の警邏を退く浜のトビ
12
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名鈴
含みてし 野花の紐解く 風あらば その吹くままに 揺り頷かむ
10
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みをつくし
ルーティーン定まりし頃ラジオから ちあきなおみの「喝采」の歌
17
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ななかまど
あきつしま人智及ばぬ天変に気もそぞろなり二百十日は
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横井 信
画面みてじっとしていた在宅の疲れのたまる葉月も終わる
7
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横井 信
自分より大きな影を追いかけて歩きはじめた夏の思い出
12
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滝川昌之
鈴唱(りんしょう)は始まっていて指揮をする 先生は月 仰ぐスズ虫
14
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みをつくし
海遠く鰆の味噌漬け日々定番 今懷かしくも食べたくはなし
20
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ななかまど
陽が落ちて涼しさこいし秋の耳ころがるようにひとつ鈴虫
13
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赤石仙人
いつまでも青いままかと云はれどもあの頃のこと忘れ難きに
3
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名鈴
葡萄棚 手の届かずに 台に乗り 切りたる房の 思はぬ重さ
15
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び わ
柳生家の太祖相手に手合せを武芸者武蔵願いがつのる
3
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舞
おちこちに揺れる木洩れ日ひと時の墓地とさだめん古きベンチを
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