ななかまどのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
老木の藤のか細き花房を杖のごときに棚が支える
18
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兎桃
年取れば肩の力も抜けるらし鋸も鉋も滑らかになり
5
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うすべに
青空に一ッ葉たごの雲わいて 木の下闇にも白い花咲く
8
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横井 信
春風に若葉のそよぐ山の背を列車の窓の遠くに望む
17
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茂作
立ち急ぎ春を送らんかなめ垣 紅く萠え出で夏を招かん
15
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バジル
慎ましい幸せひとつくださいな立坪菫は淡い紫
19
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KEN
月詠みの歌集とどきて よみびとの懐くつくよみつくづく読む夜
10
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舞
天つ風下校す子らの爽わぐ声弥栄ひらく桜つぼみも
7
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音蔵 雅秀
眠れぬと足掻くも既に夢の中 眠れしことを 目覚めてぞ知る
5
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桜田 武
今季初車庫の眠りし二輪手にすれば我も愛車も躍動す
5
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半格斎
遠山の名残りの雪をながめつつ 花冷えの街を歯医者にいそぐ
5
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桜田 武
一冬耐えしブルーベリ春の陽に解き放つ枝の叫び聞こえそう
5
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夢花火
金色に 染める肌に 鉄槌を 幼きときに ぷかぷか泣いた
2
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へし切
老いの身はいつでもどこでもそこにある ふんわりふわふわ空に浮かぶ雲
10
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恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
13
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恣翁
花影を踏み拉きたる物狂ひ 八重の桜を月下に仰ぐ
12
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継海
幾分かモンシロチョウが高く舞う真直に伸びん麦の穂の上
6
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恣翁
傾きし片割れ月を嘲りて 夜明け烏や 唖々と鳴くらむ
18
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痴光山
顧みれども先を見れどもいまや 定かならずも朧月観る
2
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滝川昌之
海出され飯に味噌汁パスタにと神出鬼没 貝党(怪盗)あさり
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