藤久崇のお気に入りの歌一覧
灰色猫
コロナにもコロナの叫びがあるだろう生きゆくことは淘汰との死闘
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横井 信
またひとつ季節の過ぎる家の中 冷たい水をぐっと飲みほす
12
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横井 信
夕暮れのひかりをためた水張田を風にながれる水鳥の声
12
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夢士
来ないでと言うその口でおいでませ熱海の旅館格安価格
12
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ななかまど
窓のそと風に耐え飛ぶ蝶のあり縁遠き娘のことを思えり
14
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うすべに
崖のぼり見守る少女 少年の伸ばす手の先すみれが揺れる
17
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滝川昌之
哀し気な半旗と映る鯉のぼりステイホームのベランダに在り
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横井 信
慣れてきたひとりぼっちの在宅の小さな窓の外には夕陽
12
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舞
顔を想うも苦し名こそ秘すこの身うつつに消えぬこの間は
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滝川昌之
キャンパスの蒼き友らを纏うよにネモフィラ色のボタンダウンを
22
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KEN
葱坊主 五體投地で 祈る朝 荒ぶ風和ぎ 畠は黄金
14
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名鈴
椀の中 海土風の 春出会ふ 目にも旨しき 若竹煮かな
12
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名鈴
揚げ菓子の 甘き香りに 誘はれて 厨を覗く 昼八ツの子等
15
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名鈴
懐かしき 菓子の色色 思ひ出で 母を偲びて 味はひを似す
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ななかまど
詠わずにいられなこと多い日は味噌汁の湯気うまそうに立つ
14
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KEN
冬惜しむ 斑雪裝ひ 春惜しむ 霞櫻か 雨の山肌
17
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滝川昌之
定年後こうして三食顔合わせ家で距離置き過ごすのだろう
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滝川昌之
巣と餌場 返す翼の懸命さ 若親つばめの子育て眩し
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横井 信
出勤日 八重の桜の花ひらく かおりさえぎる慣れないマスク
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吉野 鮎
歸りきて汝が影のなき部屋裡に射し入る陽長き神無月午
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