夕夏のお気に入りの歌一覧
葭堂
八月の モノクロフィルムが 残す画に 記憶の色を 重ね終戦忌
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行宮偏(仮之名)
星がふえ星座が消えるともいえるだろうひとつの太陽のあかるさ
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舞
花のみは変わることなきふるさとを偲べば出でる訛り懐かし
1
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灰色猫
朝顔が夜に咲きをり花浴衣
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綴迷停
死に絶えた自分の夢の葬式も出してやれない度量の無さに
2
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雷鳴
僕のこと覺えてますかと違ふ名で我呼ぶ彼の記憶消したし
4
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綴迷停
風見鶏自分の思いままならず風に委ねるその身悔みて
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詠み人知らず
憧れた 子がおらずとも 幸せで 二人で仲良く 年をとる日々
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綴迷停
深読みをするほど深い意味はなく三十一文字にただ思い込め
2
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綴迷停
出し惜しみするよな出来の歌でなく誰かに届けと手放す夜に
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灰色猫
ペン先に住んでいるのは理性だと信じていたけど恋だったのか
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可不可
右も左もマスク美人に紛れて 目だたない私も楽だ
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横井 信
真夜中にまあいいやってつぶやいて切り替えている昨日と明日
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灰色猫
燃やされて仕舞うのだろう紅葉に想いを込めた手紙のすべて
10
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灰色猫
本心を晒して生きる勇気など持ってないから歌うんだろう
10
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灰色猫
降る星を数えるたびに思い出す星を指さす無邪気な君を
15
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横井 信
枝先に遊ぶ小鳥の歌声に踊る落ち葉の冬のはじまり
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うすべに
冬めいて南へなびく荻の穂の なかよく並ぶ凪の夕暮れ
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萱斎院
たち濡れて垂るすすきの白玉の 人とふものを風な散らしそ
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横井 信
朝起きてひとくち含むコーヒーの香りに緩む一昨日の風
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