Chicoのお気に入りの歌一覧
只野ハル
蛙鳴き雨降り続く連休の最終日午後ビール飲もうか
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只野ハル
午後は晴れ予報信じて洗濯機スタートさせる雨音聞きつつ
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只野ハル
弾けなくて売ってしまったあのギター思い出させる椅子の背もたれ
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只野ハル
モノクロの街の片隅植込みの花がなくした色をさがそう
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只野ハル
朝食の食器洗った夏の朝切り花の花瓶の水も替え
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只野ハル
自転車道秋篠川沿い漕ぎ行けば薬師寺の塔木の間越しに見ゆ
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只野ハル
夕立がもうすぐ来そう少しなら濡れてもいいか今日は透けない
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詠み人知らず
筆圧の 強き力に 芯は折れ 鉛筆試し また折れる
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小林道憲
水無月の喜寿を待たずに逝きし父の 齢をいつしか 我は越えきし
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舞
ツンデレを抱だき寄せればあがらいてニャと鳴くとも愛でる肉球
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灰色猫
朝顔を育むきみが眩しくて宇宙は今日も美しいはず
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音蔵 雅秀
胸の内 立つさざ波を歌に詠む 日々の暮らしの面白きかな
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渡 弘道
滝の音妻の小言も上の空明日は晴れて結婚記念日
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へし切
盂蘭盆会 静かに迎ふ蝋燭の影もほのかに 君と語らふ
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アシタカ
もう一度君に会えるというのならATMでお金をおろす
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ななかまど
悔恨の波いくたりも寄せくれば消しゴムひとつ手に持ちており
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ぜんまい時計
指掴む蝉を起こせば飛び立ちぬ 草も木も無き ビルの壁間に
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雨夜
あらかねの土の午睡にほろびざるものをおもほゆ炎ゆる長庚
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卓
送らぬと 窓を見ながら 言う君は 赤い目をして 弁当渡す
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音蔵 雅秀
高熱も点滴吸引全て耐え 退院せしや言葉無き子が
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