深谷真雪のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
須く他人の不幸は密の味 見られるときの 僕は蜂蜜
13
もっと見る
桐生賄
年頃の 娘の悩み 毛深くて「お猿みたいだ 脱毛したい」
9
もっと見る
林林
イモムシよ 今度うまれて来たならば決して道路を渡るでないぞ
19
もっと見る
光源氏
花散らふ美濃の山辺を尋ぬればいさよふ月もさびしかるらむ
7
もっと見る
聴雨
耐へ忍ぶ風の中にもひとひらの花と見まがふ春の雪かな
17
もっと見る
紅孔雀
天のはら 雲かきあつめ いぶせくも きく雨おとにも こころここにあらず
1
もっと見る
舞
朋友と語るごとくに老人が犬をあやしつ黄昏をゆく
23
もっと見る
千映
高騰の野菜の味を噛みしめて改めて知る 生きるってこと
12
もっと見る
恣翁
啄木鳥の敲き止まざる邪な音の 我が胸の森に響けり
21
もっと見る
林林
子の服を繕う秋の長雨に健やかなれと ひと針ふた針
20
もっと見る
へし切
鳴く声は命の燃ゆる音に似てひと日ひと日を数へて生きる
27
もっと見る
へし切
ぬばたまの夜もふけゆく月影に清みわたりたる秋の虫の音
15
もっと見る
矢車菊
窓際に秋の訪れ告ぐごとく雨上がりなる虹ひとつ立つ
11
もっと見る
もり
轟々と強気になにを流すのかそんなに怒ってそんなに怒って
7
もっと見る
矢車菊
失ったものは再び戻らない だけど後悔してしまう夜
8
もっと見る
守乃みさと.
ダメだって諦めろって言うのかよ秋風月の夕暮れ迫る
15
もっと見る
もなca
離陸して鳥の目線で見下ろせばみどり遥かな日本列島
12
もっと見る
詠み人知らず
界面でふらふらしてる僕があり 上 生きている 下 分からない
13
もっと見る
詠み人知らず
秋桜は亡者のごとく手を上げて こちらへおいで 呼びかけている
15
もっと見る
矢車菊
なぜだろうみんな器用に生きている 取り残されてぼく一人だけ
10
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
>>