成瀬山水のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
薄暗き香をたきたるお堂にはくすみし金の如来がおわす
15
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光源氏
ほととぎす都の見えぬ旅枕わが憂きことを人に知らゆな
14
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光源氏
生くる世に戀しき人に逢はずして過ぎゆく時の苦しかるらん
13
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矢車菊
きらきらと言葉にならぬ言の葉のあふれる草に自転車倒し
13
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舞
何処かに幸い棲むと思わせる五月秘色の空朗らかに
21
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へし切
風そよぐはつ夏の空なほ青く若葉輝き生気の満つる
31
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風花
気力まで吸い取られ行く白き部屋彩り満たさむ君運ぶ花
21
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光源氏
白百合を君の思ひになずらへばいとど袖のみ濡れにけるかな
16
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芳立
乙女らのすがたとどめよあやめ草はやき風ふく池のほとりに
12
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まぽりん
背子が生れし豊後の里に立ち添ひて共に見し夜の星わすらえぬ
29
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恵
糊強き浴衣しゃりしゃり火照りゆく肌にひんやり心地良きかな
27
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恣翁
眼病に勤めもできず 台の上に薬草乾せり 恥ぢ入りながら
17
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光源氏
むらさめの空を嘆くるほととぎすのちの世知らで時は過ぎゆく
14
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光源氏
浮舟やつひの泊の見えつらむあはれうちそふ波にまかせて
15
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河のほとり
いかにせむ悲しきことは海原また大空のはてもなくして
13
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まぽりん
逢ふ瀬なみ恋ひぞつもりてふぢの花うらむらさきに心染めける
37
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まぽりん
十五夜の浮かぶ淡海に筆執りし式部ゆかりの石山の寺
30
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浅草大将
越えて来し野坂の道のもも歳にあだの花さへ散りて残らず
9
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浅草大将
飼はれつつ命ばかりをながら川身をうのくびき解く術もなく
20
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詠み人知らず
里山の棚田に水が満ちゆきて農夫がひとりふたりと見えゆ
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