都詩のお気に入りの歌一覧
恣翁
照り付くる きな臭き陽に 眼の前の白く光りて 気の遠退きぬ
18
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詠み人知らず
遠慮ない配達バイクに目が覚めて 一番蝉が カナカナの朝
16
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工藤吉生
さみしくて語り始めた二秒後に歪んで嘘になるそれを知る
4
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秋日好
オレンジのクロコスミアと紫のクレマチスとが翳る夕暮れ
13
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詠み人知らず
深淵な宇宙の淵の疑問より 明日の米が 問題である
12
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へし切
こころなし 風 冷ややかに吹きくれば 秋立つころと はや茜舞う
20
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ぎんこ
着せる子がいるよな気がして笑みながら広げて眺める 小さき浴衣
9
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ちはにゃん
貸したよね君に千円、つまんない映画だったね覚えてないか
6
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月虹
逢いたいと思えば悲し木洩れ日は優しいままで記憶に揺らめく
30
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月虹
液晶に心は透けて見えますか涙色した星が瞬く
30
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ちはにゃん
めちゃくちゃに髪かき混ぜて暴言を愛のことばのようにささやく
8
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桐生賄
月一度 会いに行きます 弟に元気だったと花を供えに
15
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詠み人知らず
原爆のドームの見える夜の川願いとともに灯籠流る
12
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中森 つん
墓標には私と同じ名があって姉の代わりに生きるがさだめ
7
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もり
夏休み子どもの声が聞こえない広場の砂が錆びついている
14
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愛
形のない水のようなこの思い言葉にできず心で波打つ
26
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貞子
我が生も 宇宙の中の一瞬と 九四歳の牧師は語る
6
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貞子
高き空 無限に碧くひろごりて 言ひ知れぬもの我を酔はしむ
7
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詠み人知らず
自転車のヤクルトレディーが汗だくでアスリートのよに応援をされ
18
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ミミンガ
父と子の将棋対決少しずつ子の白星が増えて行くなり
20
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