みつむしのお気に入りの歌一覧
舞
ゆく刻を巻き戻す鍵回す音ロックグラスのカラコロと鳴く
5
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みなま
日常は猫のかたちであらわれて朝が来たぞと滑らかに告ぐ
10
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詠み人知らず
ため息に我が家に足りぬもの数え 指で足らずに煙草の封切る
9
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栞
一瞬で心がふるえる着信音 うれしいかなしいさみしいくるしい
9
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紫草
百日紅の花の垂りや本心は口にするなとわれに諭せり
27
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南美帆
世界では争い絶えず子どもらの未来を思うちひろ美術館
8
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からしニコフ
妖の棲む平安に清明と博雅と酒酌み交わす夏
6
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秋日好
葉双つを吹いて博雅夏の宵草の合間に咲く花々に
6
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すばる
音もなく空を流れる星達に君を返して欲しいと願う
22
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村上 喬
明日には宮古の海の明るさに心を染めに深くもぐろう
30
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ゐわむら
締切を東京都内のアパートに残して今は星を見る人
8
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へし切
降り注ぐ火の粉を浴びて涼しげに手筒花火に夜空が燃へる
30
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紫苑
暑さゆゑ我をいとへることば容れかかへてかへる冬瓜ひとつ
13
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すばる
何もかも分かる大人になりたくて苦いコーヒー我慢して飲む
27
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すばる
海岸で拾ったピンクの貝殻を並べて子等は店員ごっこ
19
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すばる
お土産のアイス一つで咲くような笑顔に変わる夏の幼子
34
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紫苑
くさまくら結ぶえにしのいろあはくふみもえ書かでゆくかげの月
19
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すばる
後悔の夜を幾度も積み重ね ほろ苦い味のミルフィーユ
18
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紫草
薄暗き階段降りたその先に屏風一面立葵咲く
26
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すばる
銀の鈴 あなたが私にくれたのは 逃げたいからか 捕まえたいのか
18
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