秋日好のお気に入りの歌一覧
みなま
さあこれで終わりと引きし手に棘の鋭くたちぬ薔薇はさみしい
11
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へし切
雨降れば頭をたれるあじさいの彩なす坂の長崎の街
32
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夢士
なす事もなく一日をぶらぶらと無気力のまま時を過ごさむ
15
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林林
ふくふくの生成りに光る今朝の雲涙のあとの頬の如くに
19
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潮月繁樹
背徳のリンゴをかじった、あの日から重なり合いて微睡みの中
22
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都詩
気がかりを心の隅に追いやりて今この時をただ眠るべし
14
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矢車菊
やはらかき言葉の重みてのひらにけふも小さき古語辞典繰る
17
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ミミンガ
名も知らぬ通りがかりの公園に何と見事な芝桜かな
15
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風花
ため息の色に染まれる紫陽花の移ろう心梅雨に濯がれ
26
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美津村
湯に遊びよろこぶ老いし妻あれば汝をまもりてゆかむと思ふ
17
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ながさき
夕焼けの 空に厳たり 筑波山 紫の峰 凛と寄り添う
24
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仔柚
上下する麦酒をゴクリと飲む喉につい誘われてキスをした夜
14
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恣翁
冷静な「彼女と寝たの?」てふ声に 吾の息づかひ 凍りつきたり
22
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舞
ふたりして思い出積んだ一艘の舟は漂う時の海原
22
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詠み人知らず
三角のすいかを食べて弓なりの残った皮はカブトのエサに
14
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詠み人知らず
こわごわとマッチをつかい火をつけたネズミ花火がしゅるしゅるまわる
15
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詠み人知らず
絵日記を机で広げクレヨンがあちこちむいて箱から出てた
11
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林林
まったくもぉ 頑張り屋さんなんだから後でぎゅうっとだきしめてやるっ
14
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詠み人知らず
今日もまた能ある鷹は爪を研ぐ誰も知らない未来の為に
13
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潮月繁樹
梅雨まぢか 紫陽花の裏 時を待つ 固く閉じたる でんでん虫よ
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