からしニコフのお気に入りの歌一覧
桜井凛香
何もかも面倒くさいな桃缶のことなどどうでもよいではないか
8
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工藤吉生
泣いている子が笑わされそのことをなしにするべくより強く泣く
3
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工藤吉生
ゴミ箱があると信じている場所に投げつけそれに背を向けて寝る
4
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工藤吉生
なんとなく気に入らないな突き刺してひねって抜けばぼろぼろの鍵
3
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工藤吉生
さっきいたカップルとまたすれちがうさっきより糸をひく笑い声
4
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詠み人知らず
身を守るための飾りを剥ぎ取って残りは全部くれてやるから
5
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みん
百円の羽を背に着け走ったね空を飛べると思っていたね
5
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栞
心ない相づち打ち合う集団を痩せた野良猫じっと見ている
13
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裕二
もう私ゆるされていて目指すべきもののないままぽっかりしてる
4
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裕二
質問の散弾銃を受け止めるこたえはぜんぶそうねでいいや
5
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月虹
カラカラと渇いた音を響かせつ夏の孤独を吐く換気扇
27
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みつむし
ばさばさと洗濯物を干してゆく怒りよシャボンの香にとけてゆけ
13
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やんや
悲しさがホットミルクに溶けていて訳知り顔で膜を張ってる
25
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詠み人知らず
ものの芽の萌ゆる季節に君逝きぬなにゆゑかくも美しき日に
8
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宮花楓
明日には別れを告げる空間に今鳴り響く音という音
9
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紫苑
うつせみのひとよを刻む墓碑銘のかするる文字に花ふりやまず
24
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紫草
目を細め打ちあけ話聞いたあと猫は大きなあくびをしたり
22
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宮花楓
水滴の弾む音さえにぎやかで人差し指でタンタカタンタ
11
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片井俊二
小春日を受けて輝く水仙のか細き影に冬はたたずむ
37
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祐鈴
「いいことを思い付いた」と笑う吾子、いや、たぶんそれ、絶対あかん。
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