花撫のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ぬけがらを抱いて眠れぬ春まだき 心もとなき月にもたれて
20
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詠み人知らず
陽の彩に誘い出されてワークシャツ まだ襟もとに冬が差しこむ
27
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恣翁
ウイスキーグラスの 冷たく光りたり ジャズと紫煙の取り巻く卓に
31
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bgvillea
さくら花あめのたはぶれしづかなる常世のはるの雪にこごゑて
26
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南 瑠夏
我が夏は君の瞳にとどまれりダーダネルスは碧くきらめき
2
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五穀米
ひと昔祖国はありやと歌いしが祖国と言うべしこの足の踏む
5
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片井俊二
その笑みは書店の棚に生まれきて我を揺るがす寺山修司
1
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1
鳴りやまぬ舌打ちのなか手を振って歩けるような度胸が理想
13
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風橋 平
ただ一度この世で借り受けた月が死ぬまで照らすだろう この手を
10
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なな生
「いつの日か世界の果ての海が見たい」そう云う彼女の世界は見えず
6
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詠み人知らず
ぬけだした六時間目の図書室の星座図鑑で見ていた未来
47
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芳立
星凍つる夜に光らむ真玉なるふたりしづかに森のその奥
15
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舞
指先に触れて冷たき黒髪の貴女を想う雪積もる夜に
17
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小林道憲
北嵯峨の旅行く人の跡絶えて池の水面に冬雨の降る
23
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春咲
あづさゆみ 引けば一条 天翔ける 凛なるが寄す 清き矢響
15
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紫草
旋律は弾けるように舞うように螺旋階段のぼってゆきぬ
35
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にんぎょおとこ
漆黒に 消え失せていく 彗星は私の心に弧を描き散る
3
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片井俊二
秋は暮れひとみの奥を染めあげる紅映えるひかりの中で
2
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片井俊二
そのあおき色を失う枯れ葉よりきみは舞いおり詩へいざなう
3
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みなま
ゆかしさに心洗われるここちしてあくがれつのる春桃の紅
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