朔夜のお気に入りの歌一覧
灰色猫
君の詠む白き想ひにふるるとき雪の明かりに導かるめり
15
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舞
ありふれた祈りとしての夕飯の膳と妻とに「いただきます」と
8
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トウジさん
山辺には住み飽きためり昨日今日寄居虫は生まれ郷海に帰す
5
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横井 信
まだ暗い朝のホームで待つ列車 雪雲を背に北へと向かう
16
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灰色猫
青春のすべてを賭けて恋をした君のすべてが大好きでした
0
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ななかまど
目につかぬ隅の蜘蛛の巣掃除して老いのタスクの一つが終わる
12
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滝川昌之
焼そばの湯きりにポンとステンレス跳ねた下宿の狭き流しよ
18
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灰色猫
ありもせぬ正義の声に泳がされ自分を失くす事の危うさ
12
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inosann
「ホッ」とする姿を互いに見つめあう 妻の骨髄検査結果に
22
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灰色猫
悲しげな歌にゆらいでしまっても守ってくれるあなたは遠い
7
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滝川昌之
拾わない給湯室の噂など非正規情報 舵 見誤る
11
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ななかまど
いかに耐えいかに生きんと籠もる日々翅の痛みし蝶の飛びくる
8
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恣翁
山の端の木末の 風も吹かざるに そよげば 月ぞ出でむとすらむ
11
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橘
うたのわの歌を残らず読み終えて吾は一端の歌詠みとなるか
7
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横井 信
陽だまりでじっとしているキジバトの首をすくめる冬の朝風
16
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滝川昌之
勤労もねぎらう側の気遣いも感謝し合えばいい夫婦越え
15
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名鈴
世の覚え 悪しくなるとも 物怖ぢず 心づからの 事を為まほし
7
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ななかまど
シャガールの馬のごとくに宙を舞うイチョウの黄の子ともに踊らん
11
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灰色猫
コロナ禍で行列消えるラーメン屋のんびりできる空間となる
9
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只野ハル
日が沈むビルの向こうに背を向けてまたあの部屋に帰るよりなく
7
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