備前 大輔のお気に入りの歌一覧
恣翁
君が想ひ 計られざりたる妾しも 風に吹かれて揺るる青柳
31
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紫苑
諍いも交はすことばもなきゆふべ空心菜のはつか湿りぬ
14
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芳立
かぎりなく来むとおぼえし鶯ものちはいくたびわれは聞くべき
7
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日向猫
ありがたく今ここにあるをよろこんで西方臨みて日に願うなり
27
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詠み人知らず
太古から湖に降る銀の月 さざ波に乗り砂に寄せくる
23
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恣翁
沈黙の木霊充ちたる森の気を 温めむとして 日差し這ひ入る
47
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浅草大将
ふたたびの春にも君の先だてば辿るあし路に霜はとけつつ
8
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紫苑
砲弾の破片の身ぬちに残るとふ人らの亡きままの黙の黙
4
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恣翁
古の塑像のごとく動かずて ファルスに戯るる君を見しかな
21
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河のほとり
法に逢ふ身のうれしさよ世の憂さも今はあらしの声を聞きつつ
4
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恣翁
葉の先に溜まる滴は 日光を凍らしむがに 澄み切れるかな
30
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紫苑
割り算の余りをじやまにするやうにらつぱ飲みするメナージュ・ア・トロワ
5
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詠み人知らず
味噌汁に茗荷たっぷり入れたから ゆうべの喧嘩わすれた二人
23
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夢士
ほろ苦き春の香りや蕗の薹一人寂しく杯を重ねむ
19
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聴雨
穏やかなけふの入り日に掌を合はす白木蓮の蕾やはらか
17
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恣翁
津波ゆゑ 人絶ゆらむと思ひしが 片付けの徒は 焚き火に群れけり
31
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日向猫
時が過ぎ記憶が遠ざからぬよう せめて記録は集め残して
23
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紫苑
すきとほり藍のいのちを終えにけり全うするとはかういふことだ
10
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紫苑
黙さざる水の面を打ちすえるがに濃きくれなゐの日の照り映ゆる
9
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詠み人知らず
口にしてしまえば娼婦椿姫「あなたひとりのわたしじゃなくて」
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