備前 大輔のお気に入りの歌一覧
舞
この晴れ間稲こきすると青空の高さ思わす声晴れやかに
3
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六郎
帰り道今日のシーンを焼き付ける一人二役小さな声で
2
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ゆうくん
セザンヌは 小さな宇宙 テーブルに 添える林檎の 楕円軌道を
3
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遠井 海
黄緑のカマキリの横ひからびた茶色の骸は喰われたオスか
6
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聴雨
とつとつと思ひはらみて文字は降る旧暦長月三日の夜に
5
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芳立
わが世とは雲居とともにゆく水の秋のみじかきひと日なるかな
4
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紫苑
陽をうつしなかばよごれたいちにちをさくらもみぢに染むみづのあき
12
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河のほとり
かき暗す雲と霧とに迷ひつつやがて山路ぞしぐれ初めつる
7
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日向猫
広大な自然を語る声弾む 白きマヌカの花より清し
20
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小林道憲
影を抱いて また立ち帰る神無月 香りも白し木犀の花
11
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小林道憲
さくさくと沓の音のみ響きたり 神遷るらし闇の静けさ
63
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浅草大将
手枕をなどまくだらのまりあよと主はつれなくものりめたんげれ
10
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紫苑
ユリノキの朽ち葉のかをりおそあきの疎ましき死をさそうてやまず
15
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恣翁
老犬は日向に寝そべり 往く人を薄目に見遣り また目を瞑る
26
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日向猫
己が顔 強く見せるは脆さゆえ 脆く見せるは強かさゆえ
20
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恣翁
熟睡を求めて床に寝返れば 月に怯ゆがに 犬の遠吠ゆ
18
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詠み人知らず
初秋に湯を張り浸かり浮かぶのは この脚くれた父母のこと
13
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聴雨
転寝の爪先に訪ふそぞろ寒過ぎ去りし夏の忘れ音つれて
7
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弥生
彼岸花厭ふものとは知りながら友の形見と摘みゆく家路
5
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紫苑
日の暮れをすずろに流れさすたけの君おもはする秋のアダジオ
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