千草のお気に入りの歌一覧
へし切
日は長く影は短し 六月の夏越しの祓 夏至るころ
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滝川昌之
ピーカンとなる 梅雨晴れ間 西窓に やっと這い出す ゴーヤの葉影
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横井 信
あと少し先の知りたい本を閉じ駅に列車はゆっくり停まる
11
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ななかまど
思い出は西日浴びれば帰りゆく下町千住の古きアパート
15
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滝川昌之
せっかくの集めた花粉落としつつマルハナバチは次の花へと
13
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茂作
戸隱の奧のやしろの遠き道 夏にうぐひす鳴くを惜しまづ
17
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灰色猫
水色の手毬の花へふんわりと留まる心を洗う朝澄み
14
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ななかまど
お日様は夏至近づけばてらてらと迷いのなくて真夏日にする
12
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茂作
茄子苗にいささか置ける干し藁の うましき香りほのに廣がる
11
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茂作
あかあかと穗麥畠は廣がりて 風波わたる安曇野の里
14
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横井 信
伸びてゆく稲田に映る水無月のやけにまぶしい朝の青空
12
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ななかまど
梅雨寒の風のそよぎに躊躇いて夢の中なる朝顔の花
14
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ななかまど
幾度かの苦しみ堪えし妻の眼に術後の夕星あらたに光る
17
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御宿川蝉
南天に 下弦の月の薄れゆく 我が人生の足跡もまた
17
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御宿川蝉
赤と組合旗が 菖蒲の風はらみ 騷亂とした時代もありしが
12
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滝川昌之
長靴と傘が歩いているみたい小学生の梅雨の行進
17
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へし切
ふる雨はわたしの涙と 君は言ふ 逢へない日々の悲しみの音
13
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へし切
現世に親を送れば 未練なく すぐにも行きたい君がすむ空
14
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へし切
いちはつの花咲きいでて 梅雨の間の 眺め暮らせば 草のいきれよ
15
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武蔵野
庭に出て 土をいじると 幸せな 気分になると 教えてくれた
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