紫水大夫のお気に入りの歌一覧
若楓
どこまでと思う暑さも時折の森の香りの風に救われ
17
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楓
梅雨空の庭に出て見る蓮の池下駄の鼻緒が痛い夕暮れ
15
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詩月恵
ありふれた言葉がとてもいとしくてこぼれないよう睫毛を伏せる
28
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たんぽぽすずめ。
冷風に熱波が混じる短命の恋と似通う夏のざわめき
27
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光源氏
群青の海は靜かに暮れにけり悲しみ殘す聲の絶え間に
20
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光源氏
群青の海に心をしづむれば深き心はなづむことわり
17
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光源氏
人はみな心に深き疵を持つ唯一無二はこの世にあらず
24
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光源氏
あしひきの嵐吹く夜のみだれ舞焦がれ焦がれの夢の螢よ
13
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山桃
きりぎりす先達してや草のはら緑の中にわかみどりなる
15
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澤木淳枝
まなこには 汗の雫を 滴らせ 身に纏いしは 御胸が涙
12
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三沢左右
冷房の冷たき床に汗落ちて干る時を得ずただに残れり
10
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三沢左右
涼やかの宵を纏へる望月はなど薄雲の袖を濡らしつる
22
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浅草大将
今朝宿を発ちにし人を後方にて空に山越すゆふだちの雲
12
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浅草大将
夕暮れて雲のにはかに立ち渡り空よりけぶる雨の一むら
19
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はなはな
満月の癒しの音色に何映そあなたのまあるい心を映そ
12
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只野ハル
ベランダに葦簾立て掛け扇風機回しつつ待つ夕立は来ぬ
8
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只野ハル
飛行機を見上げる僕は船底を見上げる貝と同じ気持で
17
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浅草大将
夕だちの雲に追はるる早舟に雨をさきがけ浪しぶき降る
14
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芳立
ひらと舞ふ花かげゆかし漕ぐ舟の夢にあふみの湖ぞわたれる
14
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ゆびきゅ
古眼鏡 机の上でぼくを見る 虚ろを装うイタチの瞳
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