鍬乃呑のお気に入りの歌一覧
羅賓
死が怖いと夜泣きする兒に微笑みて大丈夫だと我が母は云ひ
7
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紫草
嘘吐きは寂しかろうな手の甲を返す仕草のそのたおやかさ
22
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たみお
幸せを 享受できない 人たちが お金のことを 考えている
5
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詠み人知らず
道すがら見かけた春の幾つかを 思い出せない 熱ぼけの脳
18
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月虹
菜の花の穏やかに咲く朝八時目覚めよ春がやって来るから
61
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たけくらべ
花持たば踏まるることもあるまゐと名もなき草に吾を見るかも
22
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野々花
姉さんはいくつになっても姉さんで良い子良い子と私を褒める
25
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松本直哉
破壊こそ快楽の極み をさなごは積み木タワーを完膚なきまで
6
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詠み人知らず
猜疑心 嫉妬 自己愛 憎しみが 癌細胞の 栄養になる
24
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工藤吉生
ただ立っている白い犬そのままに時をやりすごそうとしている
4
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矢車菊
原点に戻ればいいというけれどどこが始まりだったのだろう
32
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由縁
「障害の子より自分を大切に」 云われてその母「無理」とため息
6
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舞
掌に包むお茶一杯の温もりの湯気の香りの冬は来にけり
16
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朔夜
褒められず貶されもせず淡々と日々のつのりを遺すも佳しか
5
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詠み人知らず
眠りたいこんがり焼けたトーストの上横たわるバターのように
8
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悠々
霜月も半ばを過ぎてサンダルの素足さすがに針踏むごとし
14
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つゆくさ
白い髪見つけるたびにいい加減諦めたらと言われてるよう
12
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詠み人知らず
あと五分あと三分を眠りたい 布団の中で 液化していい
21
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只野ハル
また今日も大した意味もなく生きるそれはさておき飯を喰わねば
13
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みずたけ
ふらふらと夢希望なく過ごすのは はらはら落ちる木葉と同じ
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