いり子のお気に入りの歌一覧
大足
私もう疲れちゃったと悲しげにぼくもそうだと君に言えたら
11
もっと見る
みやこうまし
嫌な奴先きにぼちぼち去って逝き涼やかなれる老いの周辺
12
もっと見る
南 骸骨
この人を抱いた罪かは知らねどもジャムの蓋さえ今朝は手強い
7
もっと見る
凍
「ところで彼氏どうなの」密室車中にて母の辻切りに合う
7
もっと見る
凍
目を瞑れ 箱に押しこめ 封をしろ やがてなかったことになるまで
11
もっと見る
詠み人知らず
始まりの鶏なんぞ知らずとも雛も卵もかわいらし、春
1
もっと見る
五穀米
震災の始末をつけに行きし日々三十七泊の故郷仙台
8
もっと見る
五穀米
そして誰も居なくなりけり霧雨も小鳥も雲もあなたに返す
10
もっと見る
五穀米
夕方の優しき時間となることを病みて初めて知ることなりし
14
もっと見る
高島津 諦
死にたいと思ってる人は死ぬ前にエジプトに行け(向こうで死んで)
3
もっと見る
詠み人知らず
胃の不調それともあれかニヒリズム、ツルゲーネフか葡萄のせいだ
2
もっと見る
遠井 海
真っ直ぐに生き過ぎてきた人生を十五度傾けてくれた嵐
5
もっと見る
工藤吉生
噛む加減知ってる猫を 傷つける言葉の深さ知らないで抱く
25
もっと見る
南 骸骨
糸月よそんなににんまり笑うなよ何かを落とした気がする夜道
31
もっと見る
鹿男あほでよし
あなたから好かれるメールの正解をさがすのがもう間違いなのか?
7
もっと見る
三嶋
うたを詠むときは自酔に眠らされ二年後くらいに赤面するのだ
11
もっと見る
詩月恵
あのひとに合わせた温度いつもより温いシャワーに冷めていく熱
5
もっと見る
鳰
おもしろく おかしくもある この劇の筋をあなたと 転がしたいわ
16
もっと見る
たんぽぽすずめ。
よろめいた人を支えた優しさは宇宙を巡り おそらく戻る
32
もっと見る
風橋 平
たましいが尾をひくまでに秋分の風にふかれる 自転車を出す
3
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
>>