南 骸骨のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
硬派なら聖夜を歌うことなかれ ご飯みそ汁 小魚がよい
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つばき
向こう側 傾く君に手を伸ばす まだ逝かないで、お願い、お願い、
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知久
外套に降りし銀花に息詰める利位公の故事に倣いて
3
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風橋 平
雪煙る暮れの窓から街は見ゆ白い蔵王山を覚え来し街
3
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麻倉ゆえ
ざらめ雪しゃりしゃり食べて舌に残る少し汚れた春の原石
4
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鍬乃呑
雪ばかり目の前を舞う帰り道気付けば音が無くなっている
2
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藍
あたたかい腕の枕を返さなきゃ。夜が明けたら、夜が明けたら。
4
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りんご
寝る前になんてことない「おやすみ」を交わしてふわり、幸せな夜
4
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紫苑
騙されてあげやうポテトチップスにアヒルの口は嘘を吐けない
6
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市川春水
しののめに玉菜をおほふ柔霜は朝日にとけて露とこぼれむ
14
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偽嫁
擦れ違う雪の細道譲り合う心が少し削られていた
4
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桜園
窓にさす冬陽に日ごとに膨らめる蟹シャボテンの蕾數へる
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笑能子
ひたひたと年の瀬歩みを早めたり人の生業巻き込みながら
4
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市川春水
戦中は広島にありしこの歌集焦げしページをそっと撫でけり
9
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詠み人知らず
夜の底が白いなどとは作文だ 此処の暮らしの何を知ってる?
6
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詠み人知らず
眼光の鋭き野良の門番に 許しを乞うて通る路地裏
13
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桜園
風邪ひかんとね姑の電話にじんとする親と呼べるは姑ひとりだに
18
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桜園
短めの茶髪にパーマかけし友似合うといえばぽっと頬そむ
15
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桜園
枯れ葉舞う冬ざれの池すすみゆくつがいの鴨が羽を震わす
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桜園
人間ドック終わりし夫は唐揚げを十個も食べてにんまりとする
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