詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
しまじま
袖掛けむ 乙女なりとて 世の習い 神さび濡らす 天の羽衣
2
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住川幸
怪獣の骨格標本立ち並ぶ私の海はこの先ですか
6
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芳立
死にどきをおぼえぬ蝉は鳴きながら雲のあやめに秋ぞありける
11
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本間紫織
真っ直ぐに溺れるための3秒間ありったけの空を吸い込む
6
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紫苑
たまゆらの藍のはかなし萎れゆくあさがほの蜜くちに含めば
18
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五穀米
臙脂色の珠を編みたるロザリオの持ちてはならぬ憎しみの色
4
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市川ありさ
傷つかぬ恋などないと君がいう朝のひかりは眩しくて好き
3
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五穀米
群れ離れ群れを見つけてまた馴染む転向は罪とゆめ思わざり
3
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紫苑
読みさしの本を伏せれば面やつれせしかの二十三夜かなしき
14
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五穀米
流星は眠ったままの魂を連れてゆきたり西方浄土
6
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かぐら
秋の夜はさらさらひとり連絡を宮沢賢治に送りつづける
3
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只野ハル
今がそう夏の終わりは予告なく思い溢れてこぼれて落ちる
3
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只野ハル
乗り継ぎの列車が来なくてひとり待つ旅人のように秋はまだかな
3
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市川ありさ
言い訳になるからなにもいわないよ風に向かってまっすぐに立つ
4
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紫苑
やはらかくとほきにありぬ名も知らぬままに三年を過ぐししひとの
7
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五穀米
聖堂の自動ドアーは閉じられてミサなき火曜日驟雨に濡れる
5
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五穀米
祈りとは大人の始末一日を終えては誰かこの夜空見ゆ
5
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五穀米
あっけらかんと葉月の暦の献立はカルボナーラを作れと言いけり
1
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五穀米
冷やかな朝の空気に目覚めたる捨てねばならぬものに気付きぬ
8
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五穀米
秋空を空恐ろしき言葉もて呪いたる汝ふたつの神持つ
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