あかつきのお気に入りの歌一覧
江儀
雨ほそき夜の静寂のアトリエに白き尾をした金魚眠りぬ
8
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うすべに
たたんとん 遠い線路を打つリズム 雨の奏でる調べの向こう
9
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名鈴
手水舎も 縋る鈴緒も 閉ぢられて 柏手のみで 拝む村社
14
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里香
容赦なくえぐられるこの痛みほど 君に出会えて幸せだったよ
10
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ケンイチ
リロードを連打すれども状況は変はらぬ夏の日はまだ遠し
7
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うすべに
川床に人かげまばら鮎のひれ おかみの水の涼しさに酔う
9
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恣翁
五月雨は止むまじとかや 雪白の 南天の花 散り尽くすまで
18
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滝川昌之
艶だけのリップクリーム純色の恋告げるには十分でした
15
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只野ハル
梅雨寒の人肌恋しひとり寝の冷たい肩に両手を当てる
10
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うすべに
撫でうさぎ柄杓はなしの花ちょうず 消毒液で手指清めて
7
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弥栄成就
必ずと君の幸福誓ひしになんぞ吾ならず君に罰下るる
12
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恣翁
倫敦に 今宵の月を看るならむ 何時か照らされ 涙痕乾かむ
17
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ななかまど
家に居てテレワークなりカタツムリ人の喧騒知ってか知らずか
13
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灰色猫
傷ついて壊れぬようにぼくとだけぼくは話して生きてきたのか
12
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滝川昌之
世に出れば過ぎた学舎は母となる時々匂いを嗅ぎたくもなる
16
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横井 信
夏を待つあせる気持ちに紫のつぼみの緩む梅雨の朝顔
16
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水無月
不在表あるに気づかず友よりの2日後れのバースデイ・サプライ
5
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薫智
「暑いなあ」呟く同期に「んだなあ」と訛ってまった暑さに負けた
14
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舞
自粛終え戻る鐘の音子らの声桜青葉の佳き時節かな
9
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び わ
病院の待合室でひたすらに耳を澄まして呼ぶ声を待つ
7
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