七霞のお気に入りの歌一覧
舞
虚ろなる心埋めんと酒に酔う酔うほど苦し独りこの夜
8
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舞
陽炎の揺れる間に消ゆうたかたのひとよ集える宴哀しも
12
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紫苑
ゆふぐれのハンプティ・ダンプティ シーソーの片側の我より重くあれ
9
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紫苑
砂けむる人工浜をいかに見むプールの檻にイルカは跳ねる
6
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紫草
冷えびえと流しに茶碗積まれいて深夜にどっと土砂降りの雨
14
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紫草
ちりちりと燃ゆる炎を眺むればひとり笑いてそっと静めり
10
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まがね
天高く羊羊と群れる雲数え気づけば我羊飼い
2
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まがね
恋をして晶子の歌を読み返すカラフルすぎて眩暈がするは
13
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芳立
われはまだ触れみぬひとの枕べにさしも入るらむ月くちをしき
23
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恵
彼の住む地名がニュースで流れゆくただそれだけで溢れる涙
9
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ひろうたあいこ
青色のビー玉という大宇宙今ポケットのわたしの手中
3
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ひろうたあいこ
爪切りが逃がしてくれた僕の罪ぱちんぱちんと弾けるままに
2
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横雲
白冴ゆる弓張月に淋しさの極みて君を思ひ恨めり
5
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もなca
新しき手帳を開く真っ白なページに綴る君とのこれから
7
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詠み人知らず
弁当はあたためなくていいですよ今は冷たいめしが食いたい
1
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恣翁
明月に 槐の影は窓に満ち 秋の最中に風はや寒し
23
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南 骸骨
銭くれて抱きし女に優しくす我もまだまだ童顔でいる
3
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桜園
山裾から引きし三つ葉を庭にうめぐんぐん育つを楽しみに見つ
10
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falcon
木犀は蹉跌の道に青春のにがきこころを置きざりにする
15
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恣翁
揺り椅子に凭れ 窓辺に夜明け待つ 小雨降りしを 雀鳴かじや
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