五穀米のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
精密で厚い化粧の後ろから 醜いものが這い出してるよ
12
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只野ハル
ずるずると切ることもせず単調な作業のように平らげる麺
9
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紹益
外人に 星つけられて 喜んで 日本料理の 名前汚すな
13
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舞
小便器ゴム手突っ込み掃除する痩せた老婆の背が母に似る
9
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小林道憲
わが村の小道の先に家ありて 青き山々煙立ち行く
26
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詠み人知らず
無意識に日蔭を選び歩いてる 擦れ違うひとの麦わら帽子
12
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紫草
薄明のしじまに聞こゆかなかなのあやうきところへ誘いし声か
23
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赤俊雄
重力も温度も深度も密度さえも自在に、言葉のマテリアリスム
5
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紹益
寄せる波 返せる波の 只中で プカリプカリと 漂う海月
19
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宮花楓
この道の先、空の下、海の向こう、ありがとうまた、会いに行きます
8
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紫草
夕立に夫帰り来る勝手口嵩の膨れた作業着のあり
18
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詠み人知らず
から梅雨を結論づける土砂降りに 安堵と危機を交互に感じ
14
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恣翁
変はりゆく谷間の日に 衒ふがに オオルリの声よく通りたり
14
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すばる
顔も名も知らぬあなたの歌声が心に届く ここはうたのわ
16
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すばる
桃色の綿菓子買って喜んだ甘く柔らか幼い記憶
17
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へし切
見つからぬ山を越へてもしあわせは身近にあるを気付かぬ内は
24
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すばる
朝起きて猫になってりゃいいのにとテスト前夜の息子はカフカ
16
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詠み人知らず
難燃の君のこころに着火する 薬は何処に隠してますか
9
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紫苑
こゑもたぬ応へをせむとしたりしにルイボスティーのうすき血のいろ
8
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あまおう
優しさの糖度表示が十三度 明日あたりが食べ頃ですの
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