葡萄のお気に入りの歌一覧
紫草
なぞりゆく睦みのあとの君の背の夜海の波の凪の靜けさ
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紫草
ぽつぽつとわれを誘ふ雨音に微睡み辿る日溜まりのゆめ
14
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詠み人知らず
眠れずにいるなら夢ですら会えず起きていたって結局会えず
2
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詠み人知らず
小さめの校舎でさえも持て余す母校にはもう知る人はなし
2
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もなca
夜嵐にちぎれし枝葉掃きをれば風に流るる青き草の香
15
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もなca
海岸に寄せてはかえす波のうた あの夏の君は果てるともなく
10
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木綿
階段を 一段上り きみの見る 世界をゆっくり 確かめている
4
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風橋 平
仄白の肩掛け見えてそれきりの唐傘傾きて行き違ひけり
6
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風橋 平
大木となる夢をまだかかえては翌桧眠る被爆山野に
12
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みやこうまし
老残を引け目となさず生きてゆく老いのつっぱりいさぎよくあらな
11
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みやこうまし
路地裏の軒下に咲く紫陽花の街灯に映え夜道明らめぬ
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みやこうまし
ぽつぽつのリズムに連れて歌を詠む雨夜の更けて鳴る雫音
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falcon
蕎麦打ちて頭のねじり鉢巻をはづす笑顔に粉の残れる
17
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falcon
大風と芦打つ雨に巣を守りせっかは濡れて身じろぎもせず
11
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falcon
つるはしを持つ手休めて汗拭ふ工夫の空にひばり囀る
15
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住川幸
文章がただの模様に見える日は 雲 壁 軋み 叫べ 何色?
4
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あまおう
バースデー寂し侘びしが横たわる死体置き場に苺のショート
8
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あまおう
湧き水の溢るるやうなきみがゐて清らに過ぎて呼吸に詰まる
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横雲
街行けばやみてまた降る夏至の雨人の恋しく人波分くる
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横雲
墨溶かす雲なほ暗く夏草の徘徊る思ひ濁りて萎ゆ
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