風蘭のお気に入りの歌一覧
聴雨
鳥の音にけさ忍びこむ窓風にたしかな秋のおとづれをきく
8
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聴雨
ちよろづの葉に結びゐる白露をわがゆく道の標とやせむ
10
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聴雨
あやしくも薄衣まとひ闇に咲く滴るほどの白は誰がため
9
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聴雨
野路ひとり鬼灯の朱にひかれつつ触るれば揺るる心にも似て
8
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聴雨
かほ花は色なき風のなかにゐて擁かれて伏す秋のふところ
8
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聴雨
あしもとを訪ふ白波の音にきくまだ見ぬ風とこれからの秋
10
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聴雨
壮大なもののやうにも朝露のやうにも見ゆる縁おもほゆ
6
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聴雨
涼もとめ窓辺に置きし文机にたづぬる月の花影いとし
6
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聴雨
草ひばり侘し寂しとそぞろ鳴き雲より出でし月と相和す
5
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聴雨
うす墨に浮かびし蒼き月みれば遠音ゆかしく濡るる袖かな
5
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詠み人知らず
柘榴の木垂る小枝に赤き実のかなしみなるを知る人ぞなき
15
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光源氏
今日を知らず時をかさぬる空蝉の命のひびきありとこそ知る
14
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詠み人知らず
今日を知らばいかでいのちの惜しからむ響きもわたれ我は空蝉
11
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詠み人知らず
紫草のにほひそむめりこれよりは月の卒塔婆をうつつとも見む
10
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鹿男あほでよし
恋をしてまたあの崖に立っている。きっと最後に突き落とされる。
5
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falcon
赤ままのこぼれる小道かへりみるひとつこころを持ちしこの道
9
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天野
指先に何か触れたら引っ込める 殻を持てない僕は蛞蝓
4
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善田真琴
ガタゴトと揺れる電車は旅の空 それであなたは何処まで行くの?
2
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只野ハル
上を向く稲穂かすめて飛ぶ燕変わり始める風を感じて
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リンダ
長生きはしてみるもんだ飼い猫の歯槽膿漏抜歯八万
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