しづくのお気に入りの歌一覧
菱谷真青木
行けるんかなあ、届くんかなあと考えて夏の月から雫が落ちた。
4
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聴雨
瀬をはやみなどて流るる涙雨ゆくへも知らぬ花のふねかな
16
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聴雨
惜別の空に舞ひゆくひとひらの花とみまがふ東雲の月
19
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白亜
抱きあったまま 樹 になる。もうどこにもかえれない はなさない おいでよ。
7
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れお
つぶやきの砂漠にこぼれ落ちていく一握の歌が風に吹かれる
5
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紫苑
つばくらめ過ぎる青空いちまいを切りて愛しき啄木忌かな
11
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アンリ ミネ
「さよならが言えなかったの。フラスコの底に沈んで泣いてるわ、ずっと。」
5
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まるえふ
意識すな己の歌を貫けよ溢れる言葉それが全てだ
21
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希
微かでも触れていたいとおもう日に風が散らしたさくらを拾う
12
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詠み人知らず
銀河系はるか彼方へ君は飛ぶ 吾は隣りに味噌借りに行く
22
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捨丸
コーヒーとタバコと今日のさわやかな 風さえあればそれだけでいい
10
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まるえふ
どうせなら桜の花になりたいよ咲いて愛でられ散りて惜しまれ
15
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あき
室内に白くたなびく春霞とかではなくて鍋が焦げてる
14
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菱谷真青木
火星にも生きる準備をするための夕焼け小道があればいいのに
4
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螢子
地に向かい花つぎつぎと咲かせては空にこがるる枝垂桜よ
17
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詠み人知らず
君の眉また八の字になってるよ ピンチなんだね助けてあげる
14
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葵の助
手の甲に透ける静脈確かめてまた一匙の流動食を
6
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みやこうまし
散りゆくを惜しむ間もなく木蓮の白き柔肌雨に汚れぬ
23
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詠み人知らず
昼前の七人掛けの端っこで初恋の人が眠るのを見る
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善田真琴
土の中秘め事めきて根を絡め契りも堅き桜木二本
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