しづくのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
桜貝ほどの関係手のひらの上で儚く割れて花散る
21
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あき
少しだけ握り返したその指を諾とみなして宜しいですね
27
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古燈
君の胸知らないうちに切り裂いた平気なふりの笑顔が痛い
4
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古燈
気づいたら一番近くにいる君背中だけしか見えなくなった
8
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たえなかすず
痩せるより死にたいと言う二限目のクラスメートの眼鏡が嫌い
3
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本間紫織
虹を生むためには雨が必要で今日の涙もそういうことさ
5
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ふきのとう
しっとりと雨に濡れおり花水木ひときわの色心にしみる
17
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詠み人知らず
ポタージュは かぼちゃが好きな 娘にも いつかガラスの 靴を履く日が
21
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詠み人知らず
探るよに蠢く指がさらけ出す あなたのすべて私のすべて
16
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佐藤晴
十代のころも見ていた夕焼けは変わるわたしを変わらずに射る
14
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ユーカリ
いつだっけ きみの隣りで眠りこむ読みかけ本に妬いていた夜
3
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ユーカリ
うつくしい時はつかの間色あせた椿の花が地にこぼれ落つ
12
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紫苑
ぬばたまの黒歴史かはくずの葉のうらみも深き着信履歴
14
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まるえふ
馬鹿になり信じ抜くしかないんだね諦めぬことただ我がために
10
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紫苑
デスクへの往復に鳴らすパンプスは今日の元気の物差しである
15
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市川ありさ
どうしてもあなたじゃないと駄目でした私は欠けた茶碗を洗う
8
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三嶋
ヒーローの変身ベルトねだってた君も 今では黒帯初段
19
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舞
肩揉めと幼き吾れに背を向けて酒呑む父の墓石冷たく
14
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本間紫織
順番に絡ませあった手のひらが開花してゆく それだけのこと
10
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れお
君の手が確かに僕の手にあった 証拠はないけど僕らの証し
4
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