紫草のお気に入りの歌一覧
ゆうくん
緑葉の 傘に寄り添う 柿の実は 雨ふる里に ともる秋の灯
16
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悠々
かなしみは海見るたびに海にあり山見るたびに山に積もれり
36
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陽だまり
我の膝 争いすり寄るぬくもりを両腕で抱く涼しき朝なり
7
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陽だまり
見て見て!と両足ジャンプで水溜り怒るに怒れぬ誇らしげな笑み
8
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葵の助
こんな日はメランコリーに邪魔されて手紙の言葉も灰色になる
8
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山桃
雁渡し羽ばたく北風こころあれ父母にかへしてよ横田めぐみを
9
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恣翁
舌先に 果実と種子を 探るごと 豊かな尻ぞ 睨め回しける
17
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たんぽぽすずめ。
世の中の縮図のようなおでんだし父と食べれば温き朝かな
13
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たんぽぽすずめ。
カフェゼリー一つ買うけど孤独さもバラしたようなほろ苦き夜
23
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七色コイン
伝えたい 別に感謝は要らないが 見知らぬ手と手そこに在ること
12
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しまじま
子守唄 聞かせる母の 願いにも 判らぬ子らも 親になりけり
11
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しまじま
散りたるを 知るはさびしく もう見じと 思う間もなく 次の花かな
3
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しまじま
要するに 好みありても 品なりや 憎くありても 無知がありても
2
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しまじま
身振り反り 雑踏避けて 擦り抜けむ 袖触れざれば 縁あらざるや
1
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悠々
綿蟲のはや肩に來て北國は荒れ果てしまま冬近しとや
16
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三沢左右
肉厚のあなたの耳の裏側にほくろを撫ぜる指の擦り音
17
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
129
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みやこうまし
手の平を開けばそこに金木犀子等は握ぎれり宝のように
18
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舞
紅葉をば幣と手向けて奥山に踏み分けゆかん妻問いの吾れ
8
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舞
病む夜に背をさすり来る妻の手のこの時ばかりの温もりの無く
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