詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
深山
寒い朝 小さく吐いた 白い息霞と広がり 春をつつむか
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浅草大将
春の日やのこるあは雪かすか野のかすみに溶くる入相の鐘
15
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西村 由佳里
我が袖に 君の香りが 移るほど そばにいたいと 願う星の夜
15
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紫苑
里やまに春の隣りの近ければ梢を透かすひかりやはらぐ
9
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舞
冬の陽にひと色冴える紅椿雪積む街の君に見せたく
9
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浅草大将
冬こもり春の朝戸をあけ空の果てにたなびく初がすみかな
15
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浅草大将
伊勢島や浪に禊ぎてわだつみの深きに海女は真珠採るらむ
11
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あそびくも
鴎らの群れは弧を描き翔け上がる赤信号の吾を横目に
10
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浅草大将
鶯もまだしら梅のひとつ花その香に聞かむ春のこと触れ
9
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紫苑
静謐の濃きにたゆたへ図書館の一隅に我が聖域のあり
17
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舞
枯れてゆく心に君の面影が歳経る毎に沁みわたり来る
10
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恣翁
幼時には 口にもせざりし 蕗味噌の ほろ苦き味に 箸の止まらず
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ゆうくん
早春を 照らす日の出を確かめて 空へ溶けゆく 月の面影
5
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舞
君独り雪積む夜をあと幾つ過ごして待つや北国の春
12
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ゆうくん
温かき 心伝える 味噌汁の 若芽に香る 早春の海
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浅草大将
散りてなほ命ありけり紅に霜を染め抜く櫨のもみぢ葉
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