詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
舞
幼子を諭とすがごとく訥々と名を呼び語る母は優しく
9
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ゆうくん
名も知らぬ 風が旅する 道端に 白きつつじの 清らかな笑み
4
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舞
ビル谷の隅みに一輪見る人も知る人も無く枯れてゆく花
9
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河のほとり
花さそふのちの風さへしづかなる春のかぎりのゆふぐれのそら
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紫苑
卯の花の匂ふ垣根と口ずさみかたへに聞きぬ夏の足音
13
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光源氏
はるかぜにつれなくすぐすうきどりのまだみぬゆめをながすしらなみ
11
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舞
いつの日か世の憂さ知るやピカピカの制服の子ら背に桜受け
9
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浅草大将
飾れざりし錦を今か北上のやなぎさくらは雨にけぶりつつ
14
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紫苑
つばくらめ過ぎる青空いちまいを切りて愛しき啄木忌かな
11
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ゆうくん
二人行く 旅 足元に 若草の 光りの泉 湧き出ずる春
2
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浅草大将
まな裏の涙にかすむふるさとが花のながめを何にたとへむ
16
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光源氏
あはれ知る人に染みたる花ざくらなべての風に乱れやはする
16
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舞
あと何度桜見れるか冗談す老いゆく母の背中小さく
10
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浅草大将
春のあらし霞払ひて過ぎにけり名残をしげに月を吹きつつ
12
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舞
アパートの見上げる窓の灯りには皆それぞれに幸せのあり
11
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浅草大将
摘む者もなくて七くさ霜枯れの園にいつしかよもぎ生の春
11
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浅草大将
八重にひく霞の奥にほの見えて月もうたげの春のともしび
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舞
ささやかな家族の夢を背負いつつ今日もまた乗る通勤電車
14
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紫苑
春嵐しるけき街の辻に立つ案山子は見ずや咲き初むる花
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ゆうくん
暖かな 風の毛布につつまれて 夢にまどろむふるさとの花
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