蒼井 月子のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
カフェゼリー一つ買うけど孤独さもバラしたようなほろ苦き夜
23
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氷魚
後悔をしないことが愛ならば世界はなにで満たされてるの
9
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高島津 諦
ハイチュウを噛まずに舐める練習を積んできたのでキスしてください
30
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風橋 平
終わりゆく(イヤフォン越しのファズ・ギターだけがジグザグ切ってゆく)夏
5
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浅草大将
荒れ寺もおのづからすむ月あれば法の光のもりぞ絶えざる
16
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白亜
風の指 うすく雲をはぎとって空へと還す 無言のままで
23
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銀ねず
アスファルトの「止まれ」を照らし満月が今日はやたらと説教くさい
69
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ケンイチ
このあをの限りなければかなしみのままに行きたし秋の涯つまで
17
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みやこうまし
涼し夜に甘き夢見て寝返れど触れる人無く夢にも帰れず
16
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悠々
リアカーの一台に足る人生を 積んで明日へと牽く瓦礫村
28
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ほたる
天気予報見る朝いつも無意識にあなたの街の名前をたどる
9
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光源氏
うちふるふ風に向かひし鳥の群れ定めなき世を知るかのように
8
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浅草大将
野を分けて花をたづぬる雨かぜを心あらしと人や言ふべき
24
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ケンイチ
君を恋ふ雑踏の暮れ方に酔ひ言葉は上の空に惑へる
17
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恣翁
頁繰る 音すら消ゆる 圧力に 支配されたる 午後の図書館
29
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白亜
ずっとはりつめてきた。ほどいた髪はゆるした人にしか見せない掟
9
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光源氏
ありし日の君に見せたや吾亦紅光と影のはざまの中で
9
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聴雨
夕風に線香花火のほのにほふ遠き記憶のいろはあでやか
15
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聴雨
期せずして待ちゐし文の舞ひ来る色なき風のやうなる心
9
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白亜
幸せも涙のあともうつしとり 夜ごと連なる月の満ち欠け
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