白川剛のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
ドラえもん描かれている急行の扉が開く時のためらい
23
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半格斎
すみ色の雲の端から赤みさし葉月の朝は明けてくるなり
13
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紫苑
もどかしき青孕みつつ白南風に落とさるるまま胡桃は欷くか
9
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たねまろ
瀬枕にみあかしながるしくしくとぐすと契りし伶人おぼゆ
2
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三沢左右
瀬に淵に見しもみぢ葉のしづみては妙しかるらし黎明の月
12
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浅草大将
ぬば玉の夜空に砕け散る花は咲くも一時うたかたの夢
6
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たんぽぽすずめ。
自転車の荷台ではしゃぐ色白の少女の足が眩しき残暑
23
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浅草大将
帰りせば聞くは小琴のさみだれかまつの嵐は後ひきやまじ
9
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紫苑
気怠げに葉月の蝉の降るところ睦みし影の添うて憩へる
12
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あそびくも
蜩の音も気にかけず黙々とただ道を行くはたらき蟻は
17
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光源氏
なが月にうつろふ菊のあはれみにひと雨ごとの袖のわび濡れ
13
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三沢左右
紅に薄く絵の具を含みたる小筆を措きて画の完りぬる
27
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三沢左右
ウイスキーロックとZEPのLPに幻惑されて夜は朝となる
14
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悠々
蟷螂のはだかる道や秋の風・澄子行くてに守る子らのあるらん・悠
19
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七色コイン
歌会の参加者見ればまたひとり詠み人知らず寂しくなるね
10
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聴雨
虫の音と雨音のみのすだく夜に消えゆくものの儚さを知る
16
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ケンイチ
脳内に血潮滾りて風も失せ午後の市街にただ噤みをり
9
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浅草大将
歌にては霧もかすみとみなせ川ゆふべは秋となほ思ひつつ
16
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あそびくも
秋晴れを待つ干し物の嵩などは知らぬ存ぜぬ雨雲のゆく
20
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舞
自画像を描かんとすれば慚愧あり耳切るほどの苦悩無く過ぎ
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