白川剛のお気に入りの歌一覧
半格斎
もののふの心を抱く志士も居ず行方も見えぬ敷島の道
15
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山桃
草刈りにやすみを給べてふる雨をやさしといひしひとのこひしき
16
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舞
ひと夏を過ごして降りし雨音を妻と聞きつつ秋を迎える
12
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七色コイン
たんぽぽがひなたぼっこをしているよすずめに光ふわりふわりと
19
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白亜
ゆく夏を惜しんで咲くか 百日紅 終焉飾る炎の紅よ
18
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聴雨
鈍いろの空より落つる細き雨さざれ波立つ胸をしづむる
13
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光源氏
立ち待ちの色なき月に風は吹きあはれ知れらむ萩の上露
11
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恣翁
湯沸しの 滾る音のみ 薄暗き 茶の間に響く 日曜の朝
36
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ケンイチ
違和感といふ雨粒は川となり彼岸に霞みし我が歌どもよ
13
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紫苑
触れもえぬひと日の過ぎて暮れ方のいのち染めてむ爪紅の花
18
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紫苑
我よりも若かりし妻失くしぬと問はず語りの夜の明けやらず
17
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浅草大将
元からにフジ見ぬ身には遠けれどデモをするがの人波の声
11
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あそびくも
とほき日のいたつく毎の缶みかん未だ詰まれり母のやさしさ
17
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光源氏
見し影もやがて消えなむ花すすき今際の月はほのかに濡れて
17
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悠々
炎天の丘の上なる靈園の石室の母我を呼びたまふ
17
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浅草大将
野辺をゆく色なき風の旅ごろもたちまち染むる萩の花ずり
25
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ケンイチ
思ひだす恋人ひとり酒漬けの日もなつかしきこの愛に生く
10
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七色コイン
みんながさ詠んで詠つて樂しむ場 哀しむ人も包むうたのわ
24
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まるたまる
池袋東武洞窟奥深く迷路の如き食品売り場
9
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舞
夕陽にも秋の気配の優しげに蝉の骸を揺らし風ゆく
11
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