月澄のお気に入りの歌一覧
光源氏
くれはつる霞の色のかなしびにまた繰り返す夢のなぐさみ
10
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半格斎
背をまるめ水面ただよふ白鳥は冷たからずや雪すさぶなか
9
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聴雨
ひとひらの花びら落ちてゆくやうに記憶失ふ人の愛しさ
18
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まるえふ
今日こそは今宵こそはと思いつつカレーじゃ無かった夜の哀しさ
14
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舞
夕茜照らす雲ゆく下に住む人は持てるや吾れ探すもの
4
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恣翁
富士山を 彼方に望む 貨物船 運河進めり 陸往くごとく
13
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悠々
凍りつく無蓋列車の夜の底毛布を裂きて分けくれし兵
20
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恣翁
飲み潰れ 夜更けに目覚め 老鶴の 鋭き声に 山月高し
22
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七色コイン
母が煮るカボチャが美味しかったから、昨日は無論カボチャ記念日。
8
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聴雨
あかぎれのゆびさき包む心にて私のうたをいつくしむ人
10
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カミツレ
こころ離れ忘れるなへにまた来る逃げて追いかけて終わらぬ縁かな
2
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光源氏
お別れの涙に光る白百合よせめてあの世を飾っておくれ
12
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カミツレ
「四月にはみんないないのか」とつぶやいて鍋ぐつぐつと皆うつむく夜
14
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ふきのとう
底冷えにゆず湯につかり一日の疲れ癒せり冬至の夕べ
10
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悠々
見事なり七萬本の松林只一本が村を死守せり
14
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聴雨
冬立ちぬ川面に揺るる白鷺のたつたひとつの思ひを掬ふ
13
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恣翁
群雲に 滲む光は 磨きつる 鋼のごとく 冷たく覚ゆ
19
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悠々
呪はれし村にあらねどふるさとの荒れ果てし田に搖れるコスモス
20
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まるえふ
いつかまたここで会おうと寂しさで終わりたくなく嘘を分け合う
28
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舞
生き残る蝶一葉の舞い飛びて何を語るや秋咲く花に
14
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