月澄のお気に入りの歌一覧
桜園
ほの白く咲き満つ庭の木蓮の甘き香りを胸に吸い込む
10
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悠々
白木蓮のあまた咲きたる空の青花心に御坐す釋迦如來佛
17
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風蘭
初夏の風陽気に誘われるままに心も薄着になるのがこわい
15
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光源氏
あはれ知る人に染みたる花ざくらなべての風に乱れやはする
16
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悠々
春晝の診察室の女醫の手にわが手奪はれはやき脈打つ
18
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まるえふ
人生は少し濃いくらいがいいよだって短歌が好きなんだもん
12
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紫草
嵐去り白く大きなひとふわが空の青さを教えてくれる
11
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恣翁
玉杯に湛へて 旨き越の美酒 酔ひて 何処の竹葉か忘れむ
16
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恣翁
旅先の文 読まずとも安らぎぬ 表書の 君の筆跡見れば
31
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七色コイン
この胸のポッケ一杯つまってるこのアガペーを詠みあらわせろ
9
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半格斎
ゐたはりの聲かけあゐし待合ひの椅子ゆづりあふとも白髮かな
21
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悠々
春嵐に咲ゐたばかりの櫻散る人は未練の恥をながらふ
14
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悠々
三陸に若布うれしい春の潮足音かすか復興の香り
15
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舞
暫くは家事も手傳い買い物も妻の機嫌の何時か治おらん
12
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あそびくも
傘マークばかりが並ぶ予想図を踏み野良はゆく今日も明日も
21
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舞
何処へゆく白レジ袋棄てられてあてなき風に右へ左へ
15
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恣翁
雪消えて 初音の便り 聞こゆれど 我が白き鬢 陽には融くまじ
16
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浅草大将
積む雪は藪をことごとたわむれど徒に聞かせぬ竹の下折れ
10
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半格斎
骨盤をそこなひ養生身にながる湯治場の湯のやはらかきこと
14
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紫苑
木犀のかをる夕べに抵抗と自由の詩を読みかへしつつ
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